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少し前になりますが、金融庁が老後に夫婦で約2千万円の金融資産の取り崩しが必要になると発表し世間を騒がせましたね。
⇒人生100年時代、2000万円が不足 金融庁が報告書: 日本経済新聞
今回は、老後に幾ら必要なのかをきちんと算出しようと思います。
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老後に必要な生活費:2億500万円
生活費:1億3,000万円
公益財団法人生命保険文化センターの「令和元年度 生活保障に関する調査」によると、ゆとりある老後生活費の平均は、夫婦2人で月36.1万円です。
定年後30年間生きると仮定すると、
月36.1万円×12か月×30年=約1億3,000万円
ただし、この内の住居費は13,656円です。あくまで平均なので持ち家と賃貸が一緒くたになってしまっています。賃貸に住む予定の場合、更なる上乗せが必要です。
ちなみに、最低日常生活費は夫婦2人で月22.1万円なので、頑張れば生活費をもう少し減らせそうですが、月22.1万円って相当ギリギリですよね。
私の場合、大きな出費がない月で1人約12万円なので、贅沢な買い物とかはできないというわけです。本当に生活費だけですね。
家賃:7,500万円
「平成30年住宅・土地統計調査」によると、借家に住む世帯のうち高齢者(65歳以上)である世帯の1ヶ月当たりの家賃の平均額は約6万円弱となっています。
しかし、東京23区内で駅から近くて2K以上の間取りで築年数も浅い物件となると、少なくとも月20万円弱はないと厳しいでしょう。
さらに更新料も掛かりますので、ここでは2年に1回家賃1か月分を想定します。
月20万円×12か月×30年+20万円×15回=7,500万円
次に、現段階での老後資産を計算してみます。
老後資産:1億9,000万円
厚生年金 7,900万円
厚生労働省「PRESS RELEASE:平成 31 年度の年金額改定についてお知らせします」によると、夫婦2人の年金受給額(基礎年金+厚生年金)の例は221,504 円です。
定年退職(60歳)から30年間受給すると、約7,900万円になります。
退職金:2,200万円
確定給付企業年金規約を確認したところ、定年まで働けば最低このくらいは貰えそうです。
これは会社によりけりですね。
確定拠出年金:4,800万円
月に27,500円積み立てていますので、35年間7%で運用した場合、約4,800万円となります。
特定口座:4,400万円
現在、特定口座には老後資金として585万円あります。それを今から利回り7%で30年間運用した場合、約4,400万円となります。
まとめ
まとめると、都内で生活していくには少なくとも2億円は必要そうです。現段階では約1,000万円ほど足りません。もう少し特定口座への積み立てを増やしていこうと思います。
ここでの注意点としては所得税等を考慮しなければいけないことです。一時金なのか年金として受け取るのか、受け取り方には気を付けないといけません。
老後への備えが終わったら、今度は子どもへの教育費を心配しなくてはいけません。これについては追って記事にします。
心配がつきませんね。