今回はバイトを通じて体験した、物事の見方を変えてみることの大事さについて書きます。
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サボる社員
僕のバイト先の社員はよくサボります。事務所に篭って出てこなくなったり、楽な仕事にばかり取り掛かったり。かなりイライラします。
バイトよりも給料を多くもらっているのだから、バイトよりも働きが悪いのは当然良くありません。社員はバイトのお手本になるような働きを見せなければいけません。
そのような中で、僕はストレスが溜まり、バイト中はいつもイライラしていました。
芋づる式の組織成長
組織に所属していると本人の自覚とは関係なく社会的な役割が与えられます。仕事が出来る人、出来ない人、仕事をちゃんとやる人、サボる人・・・などなど。ただし、その組織の中で仕事が出来なくても、社会全体から見たらかなり出来る部類かもしれませんが。
では、どうやったら仕事が出来ない人を出来るようにすることができるのでしょうか。
どの本で学んだかは忘れましたが、芋づる式の組織成長という考え方があります。それは「出来る人を更に成長させれば、それに引っ張られる形で仕事が出来ない人も成長する」という考え方です。
逆に、仕事が出来る人がこれ以上成長できないのと同じように、仕事が出来ない人は成長できないそうです。
そう考えると、その問題の社員はたまたま仕事をサボる役割を与えられたようです。そして、その社員を正すためには、周りのちゃんと働いている人たちが更にステップアップしなければいけません。
つまり、ちゃんとやっている僕たちが更に成長することが必要不可欠なのです。
そうは言っても、サボっている社員が悪いのでは?
確かに、根本的な問題はその社員です。僕たちが変わる必要など無く、その社員だけが心を入れ替えればいいという考え方もあります。僕もその気持ちは分かります。
しかし、社会的役割を与えられてしまうと、そこから抜け出すのは容易ではありません。いや、無理かもしれません。なぜそれが分かるのかと言うと、高校時代にぼくがそれを経験したからです。
現在の僕は、勉強に集中できています。毎日目標を立て、それを達成できるように日々努力をしています。
一方、高校時代の僕は真逆でした。勉強は一切しませんでしたし、宿題もほとんどやりませんでした。高校時代に宿題をやったのは、最初の半年間と最後の半年間だけでした。
なぜ、勉強をやらなかったのかと言うと、とにかくやる気が起きなかったからでした。勉強をやる目標はありましたし、意義もありました。しかしそれでも、やる気が湧き上がることはありませんでした。高校時代は勉強をすることが出来ない役割を与えられていたのだと思います。
問題の社員も高校時代の僕と同じようにやる気が起きないのだと思います。どんなに「ちゃんとやろう」と思っても体が動かないのです。
気持ちが楽になった!
こうして見方を変えてみると、気持ちが切り替わります。今まであれほどイライラしていたのに、今では一切苛つくことはありません。逆に、もっと働こうという気持ちになります。
何か状況が変わったわけではありません。同じ状況なのにこうも感じ方が異なるとは驚きです。世の中の幸せな人たちは、こういうマインドセットで生活をしているのでしょうね。他の人たちが不幸せに感じる世界でも、彼らにとってはhappyな気持ちで満ち溢れているのでしょう。
この考え方は他のことにも応用できそうです。またストレスを感じることがありましたら、視点を変えてみようと思います。
ではでは。