現在、「EXE-i 先進国株式ファンド」に積立投資をしていますが、投資先を変えようと思います。新たな投資先として、2つの候補があります。
「ニッセイ 外国株式インデックスファンド」と「SPDR S&P500 ETF(1557)」です。
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「ニッセイ 外国株式インデックスファンド」
「ニッセイ 外国株式インデックスファンド」は、信託報酬の低さに惚れました。脅威の0.23%!!
参照:投資信託のモーニングスター|コスト[ニッセイ 外国株式インデックスファンドの手数料や信託報酬]
現在の「EXE-i 先進国株式ファンド」は、信託報酬が0.3244%です。両者には0.09%もの差があります。これは乗り換える他に手はありません。
確かに両者のベンチマークは違います。しかし、インデックス投資の目的は同じです。「金の卵を一つの籠に入れない」ことです。そのため、目的が満たされれば、ベンチマークがどうであろうと気にしません。
「SPDR S&P500 ETF(1557)」
ただ、1つ気がかりなことがあります。それは、ETF の方が良い投資対象なのではないかということです。信託報酬が格段に低いからです。
ETF の候補は吟味をした結果、「SPDR S&P500 ETF(1557)」にしました。僕は、毎月数万円程度を積立投資をするので、これがふさわしいと思いました。カブドットコムのフリーETF を利用すれば、購入手数料は無料ですからね。
本来、ETF はまとまったお金がなければ買うことができません。しかし、「SPDR S&P500 ETF(1557)」は積立投資が可能なんです。
また、ベンチマークがS&P500 であるところに惹かれました。先ほど、ベンチマークは何でもいいといっておきながら、早速意見が変わります(笑)
S&P500 はウォーレン・バフェットが自分の奥さんに買うよう薦めたとして有名です。
米国のビジネスは時代を超えて素晴らしい成果を上げてきたし、今後もそうでしょう。プロでない人々が目指すべきなのは、勝者を当てることではありません。自分だけではなく、助力者にもできません。代わりに幅広い領域にわたる企業を買えば、必ずうまくいきます。S&P500種株価指数に連動する低コストのインデックスファンド(指数連動型投信)を使えば目標を達成できます。
引用:2013年度の『バフェットからの手紙』
確かにアメリカは世界一の経済大国です。今までもそうでしたが、ここ10年は特にその傾向が強いです。
アメリカへの投資に関するリスク
ここで、アメリカの企業だけに投資をして、危なくないのかという疑問が生まれました。その疑問対しては、こちらのサイトが解消してくれました。
それにダウ工業株30種平均に含まれている企業は、米国だけでなく世界中がマーケットです。新興国が発展したり、ヨーロッパ経済が持ち直したりすると、それがRevenueの増加というかたちで恩恵を受けます。
たとえばコカ・コーラ(KO)。販売量の約8割が米国外です。キャタピラー(CAT)、売上の約6割が北米外です。マクド(MCD)も約7割、プロクター・アンド・ギャンブル(PG)も約7割が米国外での売上です。もちろんなかにはホーム・ディーポ(HD)みたいに、ガラパゴス・イン・アメリカズみたいなのもいらっしゃいますけど。
なにも未成熟な市場や地政学的に不安定なところ(欧州含む)の株式を押さえておかなくても、ダウ工業株30種平均をおさえておくだけで、じゅうぶんに各国・地域の経済発展のリターンをもらすことなく享受できるじゃないか。
引用:適当なる投資家K.の米国株式投資録: インデックス株式投資、その分散は必要? -投資信託積立開始その2 ダウ工業株30種平均-
ここでは、ダウ平均株価について言及されていますが、S&P500 においても同じことです。つまり、アメリカの企業に投資をすれば、それは世界のマーケットに投資をしているのと同じことなのです。
両者を比較
ニッセイ 外国株式インデックスファンド
メリット:無分配(今のところ)
無分配といえど、最終的に換金するときは税金がかかります。税金が掛かるのが、早いか遅いかの違いです。ただ、税金を後に延ばすことで、複利効果の恩恵を受けることができます(課税の繰り延べ効果)。
デメリット:信託報酬がETF と比較して高い。
「ニッセイ 外国株式インデックスファンド」が、外国株式インデックスファンドにおいて最安値であり、その値は0.23%(2017年5月時点)です。
それに対して、「SPDR S&P500 ETF(1557)」は0.0945% です。
その差は0.1355% もあります。
参照:投資信託のモーニングスター|コスト[ニッセイ 外国株式インデックスファンドの手数料や信託報酬]、Factsheet_SPY.pdf
ただ、今後さらに信託報酬が下がる可能性もあります。事実、「ニッセイ 外国株式インデックスファンド」の信託報酬が0.23%になったのは、ここ最近の話です。インデックスファンド業界の競争は激しいようです。
SPDR S&P500 ETF(1557)
メリット:信託報酬と比較して安い。
デメリット:分配金に課税がかかる = 課税の繰り延べ効果を受けられない
大きなポイントとしては、「ニッセイ 外国株式インデックスファンド」の分配金です。これは、未来永劫にわたって0円というわけではありません。つまり、分配金が支払われる可能性もあるわけです。そうなると、「SPDR S&P500 ETF(1557)」の方が有利になります。
ただ、今の段階では「ニッセイ 外国株式インデックスファンド」にも分があります。
その株式・債券を投資信託という皮で包むと、今の投資信託という制度上、配当金や利金がファンドの皮に守られて課税されません。そして、そのまま非課税のまま再投資できます。
これは株式投資や債券投資をしている人から見ると不公平な話です。
つまり、現在の分配金0円とは有利な状況であるといえます。これは逃したくありません。
最終結論
信託報酬の差である0.1355%
に対して
「分配金(2.12%)への課税(約30%)=約0.6%の課税」
&「課税の繰り延べ効果を受けられない」
(参照:SPDR S&P500 ETF(1557)の評価!世界最大ETFの分配金(配当金)は?)
を考えると、
「ニッセイ 外国株式インデックスファンド」に投資をする
という結論にいたりました!!
正直、どっちが本当にお得なのかはわかりません。もし、「ニッセイ 外国株式インデックスファンド」の分配金が0円でなくなったら乗りかえればいいだけの話ですからね。あまり気負いせずに考えたいと思います。
これからは「ニッセイ 外国株式インデックスファンド」に投資をしていきます。
ではでは。