仕事は、人生の責任をとってくれない。

この話は、友達から聞いた話です。

友達のお父さんは外資系に勤めるエリートサラリーマンです。年収も2000万円を超えていて、仕事も順調でした。

でも、若い頃は休みが少なく、家族と一緒に過ごす時間はほとんどありませんでした。趣味に割く時間などは無く、まさに仕事人間でした。

そのため、お母さんは愛想を尽かしてしまい、愛情は完全に冷め切ってしまっています。

また、母方の家族とも上手くいっていません。母方の祖父母からすると、自分の娘を幸せにできていないことが気がかりなのです。

現在は、若いころよりも自由な時間が増えました。いつも帰りは早いですし、休みもとれます。しかし、家族との関係を修復できていません。家族との触れ合いはほとんどないそうです。

その友達は、年収という意味では父親のことを凄いとは思いますが、尊敬はしていません。いかに父親からお金を搾り取ってやろうかと考えています。

仕事は人生の責任はとってくれません。友達のお父さんは、仕事に人生の全てを捧げてしまったがために、悲惨な状況を迎えています。

これでは何のために生を授かったのかわかりません。仕事のためだけの人生はつまらないです。

彼は、これから死ぬまでの30~40年近くを、冷めた愛情と共に生きていかなければいけません。仕事人間は、仕事が無くなってしまうと何も残りません。人生の晩年には、仕事の無い状態が30年近くあることを想定していなかったのです。

彼のようにならないためにも、仕事以外の部分を充実させておく必要があります。特に、家族との愛情は、優先して満たしておく必要があります。

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