「第三者を介して褒めるとすごい効果がある」と聞く。心理用語で「ウィンザー効果」と言うらしい。噂話のポジティブver.みたいな感じ。
ふと、私がその”間を取り持ってあげる役割”をしてみようと考えた。誰かが人を褒めていたら、それを当人に伝えてあげる。まるでミツバチが花粉を運ぶかのように人から人へ愛情を伝えてあげる。
そうすれば、自分の周りの人間関係がより良くなって幸せに満ちた環境になるはず。けっこう面白い発想なんじゃないかな。
私のバイト先には皆から嫌われている社員さんがいる。話が長いし、自分の話しかしない。しかも偉そう。主婦にはペコペコしているのに学生には強い態度になる。ひん曲がった性格をしているから、皆から避けられている。
でも、あまりに嫌われすぎて可哀そうだと思った。やっぱり、人が嫌われているのを見るのは気持ちの良いものではない。少しでも人間関係が円滑に進むように働きかけたいと思った。
そこで、彼がある人を褒めていたらそれを当人に伝えてあげる。そうすれば、きっとその社員さんは今よりかは好かれると思う。
せめて自分の目が届く範囲の人間関係は健全または良好でいて欲しい。やっぱりネガティブなものは見たくない。嫌いなものは目を背けたり離れたりすればいい。でも、こうして働きかけることで嫌なものを少なくする事はできるはず。
4月から新社会人になり、バイトに入る回数はもう限られている。その短い間でどれだけ彼の人間関係を良好にできるかチャレンジしてみようと思う。