こちらの記事に書いてあるとおり、僕は自分のやりたいことについて悩んでいます。
記事中では、「今回は本能に従い、会社に勤めようと思います。」と結論付けました。しかし、その後もずっと悩んでいました。
なんか腑に落ちないんですよね。きっと本当に納得した答えではないからでしょう。
では、一体どこが腑に落ちないのでしょうか。
今回も、大学生が仕事について悩む記事です。
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フリーランスの幻想
まず考えたのは、そもそもフリーランスはどうなのかということです。
よくプロブロガーでフリーランスの方々が、「会社勤めを辞めてブログを始めた。人間関係の煩わしさがなくて楽しい。自分のやりたいことができているので満足している。」的な記事を書かれています。
果たして、それは本当なのでしょうか。
「フリーランスの現実を暴露します」幻想と実情はここまで違う | ライフハッカー[日本版]
こちらの記事によりますと、フリーランスには様々な幻想がまとわりついているそうです。
幻想1:自宅で下着姿のまま働ける
現実:確かに下着姿で働けます。しかし、下着姿で働く理由は、忙しくて服を着る時間もないからなのです(すでに4日間も同じ下着で働いています。ときどき母親がふらっと様子を見に来て気がつきますが、もう4日間も食器を洗っていなかったり、お風呂にも入っていないのです)。
幻想2:フリーランスは稼げる
現実:フリーランスはある程度稼ぐことができるのは確かです。しかし、稼いだお金の大半は、仕事の出費によってなくなってしまいます。MacBook、iMac、iPhone、Apple Watch、Apple製品以外(ソフトウェア、デスク、椅子、インターネット接続、ウェブサイトのホスト、メーリングリストなど)、数え始めたらきりがありません。さらに、保険、貯金、投資などもあります。せっかく一生懸命働いて稼いだお金を政府に持っていかれてしまいます。
幻想3:上司がいないからストレスもない
現実:私は毎回異なる企業と一緒に仕事をします。そのようなワークスタイルでお金を稼ぐことを考えてみてください。つまり、毎回新しい上司と仕事をする感覚に似ています。普通に働くと上司は1人でしたが、フリーランスになると何人もの上司と仕事をしないといけなくなります。その上司たち全員が、私のことを束縛します。彼らは、14件ものメールの返信をすぐに求めてくることさえあります。よく自分の上司は自分と言いますが、フリーランスの仕事では他に対応すべき相手はたくさんいるのです。
幻想4:いつでも好きなことができる
現実:私は水曜日を一日休暇にして、昼間から下着姿で酒を飲み、テレビを見ることができます。しかし、仕事をしないと1円も稼げません。ですので、多くのフリーランスは、週に40時間以上働きます。フリーランスは誰かのために週40時間働くのが嫌なので、それ以上の時間を自分のために働くのです。
幻想5:好きな仕事をしているので、仕事をしていないように感じる
現実:テレビを見ながら酒を飲む仕事でもない限り、フリーランスだとしても仕事は仕事です。特に独立したてのころは、かなり働かないといけません。なぜなら、目の前にある仕事をこなすだけでなく、新しい仕事を見つける必要もあるからです。しかし、予想以上に新しい仕事を見つけるには多くの時間が必要です。正直、酒を飲みながらテレビを見ることでお金を稼げる方法を誰かに考え出して欲しいです。
幻想6:組織のわずらわしさから解放される
現実:フリーランスは会社勤めでは不必要な管理の仕事を、1人でやらないといけません。給与計算、経理、法務、営業、マーケティング、プロジェクトマネジメント…本業をやりながら、そのすべてをこなす必要があるのです。
(略)
幻想8:会社勤めが苦手な人はフリーランスに向いている
現実:他人やロボットのために働くのが嫌いで、フリーランスに惹かれるという気持ちは十分にわかります。しかし、組織の中で仕事ができないような頼りがいのない人は、フリーランスになるには頼りがいがなさすぎます。フリーランスの仕事では自分のことを監視しながら、進捗を確認してくれる人はいません。もし仕事の納期が遅れてしまったら、クライアントからお金をいただけないと思った方が良いです。
特に、幻想2、3に関して興味を持ちました。
幻想2:フリーランスは稼げる
例えば、イケダハヤトさんはよく年収を公開されています。彼もプロブロガーでありフリーランスです。
しかし、こんな記事を見つけました。
「イケダハヤトの収支を分析してみたら、年間所得は推定560万ぐらいだった」なぜ彼は年商を語りたがるのか? – さようなら、憂鬱な木曜日
これが嘘か本当かは定かではありません。しかし、それだけ必要経費がかかるということです。年商を上げたからといって、それが全て懐に入るわけではありません。
また、気になる点が一つあります。それは、イケダハヤトさんが所得ではなく年商を公開していることです。
みんなが気になるのは自由に使えるお金、すなわちフリーキャッシュフロー(FCF)の部分です。なので、できればFCFを公開して欲しいと思っているはずです。
また、お金を公開するのであれば、WATANKOさんのように資産を公開する手もあります。
それを、あえて金額の大きい年商を公開しているところが腑に落ちません。虚勢を張っているように思えて仕方がありません。
フリーランスの方はイケダハヤトさんだけではありません。他にも沢山のフリーランスの方はいらっしゃいます。
でも、上記のことを考えると、有名な方でさえこんな状態なんだから、フリーランスも大変なんだなぁと感じます。
幻想3:上司がいないからストレスもない
引用にも書かれているとおり、フリーランスになれば様々な方と仕事をする機会が増えます。また、企業に勤めている方と比べて、様々な方と仕事をする割合が増えます。
恐らく、お互いの関係は平等なので、一方的に相手の条件をのむということはないと思います。上司から理不尽な要求を無理やり受け入れることもありません。
しかし、結局、人間関係の煩わしさは拭い去れていないように思えます。
人間関係の悩みから抜け出す方法なんてないのでしょうね。企業に勤めている方には彼らなりの悩みがあるし、フリーランスの方には彼らなりの悩みがあるようです。
今までの仕事に対する観点がずれていた。
今までの考え方は、サラリーマンが嫌だからフリーランスになりたいという、ネガティブな発想でした。そして、フリーランスも大変そうだから、どうしようと悩んでいたのです。
ただ楽をしたいと甘えていました。そんなので仕事を選ぶべきではありません。
結局、自分のやりたいことでサラリーマンになるのかフリーランスになるのかが決まってきます。
サラリーマンにしかできないことならサラリーマンになればいいし、フリーランスにしかできないことならフリーランスになればいい。
サラリーマンになる!
じゃあ、僕はどうするのかというと、サラリーマンになろうと思います。
なぜなら、僕のやりたいことがサラリーマンにしかできないことだからです。
僕は「街づくり」に関わりたいと考えています。
最近、僕の家の近くにはニュータウンがつくられ始めました。そこを通ると、新しい生活を始める若い家族が幸せそうに過ごしているのが見えました。幸せそうな人を見ると、こちらまで幸せになります。
その体験から、新しい街での幸せな生活をつくるような仕事に就きたいと思い始めました。僕も、新しい街をつくることに関わり、人々に幸せを届けたいと思います。
また、大学で研究していることが都市計画に関わることなので、僕にぴったりです。
ただ、フリーランスでも街づくりに関わることは不可能ではないと思います。
でも、時間は限られているので、せっかくなら大規模な仕事に携わりたいと考えました。
大規模な仕事は豊富な資金が必要です。豊富な資金は企業が持っています。そのため、企業に勤める必要があります。
安定を求めて企業に入るわけではありません。
やりたいことがあるから企業に入るのです。
これが、僕がサラリーマンになる理由です。
今日はこの辺で。
ではでは。