今回は、ライティングスキルの上達に向けて勉強しました。めっちゃいい本です。お勧めです。
「20歳の自分に受けさせたい文章講義 (星海社新書) 古賀史健(著)」
「話せるのに書けない!」人のための“文章の授業”
どうすれば自分の気持ちや考えを「文章だけ」で伝えることができるのか? この授業のスタート地点はそこにある。そう、僕らは「話せるのに書けない!」のだ。人に口で伝えることはできても、それを頭の中で文章に変換しようとすると、とたんに固まってしまう。メールの一通すら、うまく書けない。「話すこと」と「書くこと」はまったく別の行為なのだ。決して「同じ日本語じゃないか」などと思ってはいけない。この授業では、現役のライターである僕が、現場で15年かけて蓄積した「話し言葉から書き言葉へ」のノウハウと哲学を、余すところなく伝えていく。学校では誰も教えてくれなかった“書く技術”の授業をいま、始めよう!
鳥井 弘文さんの「隠居系男子」で、この本を紹介されていて、さっそく読んでみました。
伝わる文章の書き方は『20歳の自分に受けさせたい文章講義』に学べ。 | 隠居系男子
なるほどな、と感じる部分もあれば、目から鱗な部分も随所にありました。私もいつか、このような伝わる文章を書けるようになりたいです。
ブログを書いているからには、私の文章も、たくさんの人に読んでもらいたいと思っています。そして、多くの共感を呼びたいです。そのためには、伝わりやすい文章を書き、自分の考えが相手に届くようにすることが必要です。
本書は、そんな私の願望にぴったりのテーマでした。
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「10年前の自分」に語りかける
特に印象に残ったのは、この言葉でした。
人間は、どんな時代も同じこと(普遍的なこと)を考え、同じことに悩み、同じことで苦しんでいる。
(省略)
なぜ、あなたは10年前の自分に向けて書くべきなのか?
いま、この瞬間にも日本のどこかに「10年前のあなた」がいるからだ。
いつの時代も、同じことで悩んでいる人は沢山います。お金、勉強、家庭、…などなど。歴史は繰り返されます。
今の私は、過去の古賀さんと同じ悩みを持っているのでしょう。伝わる文章を書きたい。どうやったら、分かりやすくて、共感を呼ぶような文章を書けるようになれるのか。いつも、そんなことを考えています。
また、過去の自分に書くということは、自分が体験したことや感じたことをありのままに書くため、等身大でわかりやすい文章になりますよね。言葉に重みがあります。等身大の文章は、説得力がありますし、オリジナリティのある文章になります。その人の人生は、当人しか体験できませんからね。
説得力があり、オリジナリティがあるから、読者はついてきてくれます。
他の読者はどうするの?
確かに、過去の自分と同じ悩みを持つ読者でけでなく、他の読者のことも想定するべきでしょう。特にインターネットでは、読者の数が膨大になります。読者が多数になるほど、多様な人を相手に文章を書くことになります。過去の自分と同じ境遇の人だけが読者ではありません。
しかし、過去の自分という、たった1人の人を納得させられないのに、他の人を納得させるのは不可能です。逆に、1人も納得できないのに、多数を納得させる文章ってあるんですかね。
また、多数の人に合わせようとすると、面白くない文章になってしまいます。全員の顔色を伺うような、八方美人な文章は、オリジナリティがなく、言葉に重みがありません。本心の言葉じゃないからです。思ったことをありのままに語るべきです。
ただ、全員の顔色を伺って、反論が来ないような文章を作ったほうが、気持ち的に楽なのはわかりますけどね。
反論がくるのは当たり前
自分の意見を主張するからには、それに反論がくるのは当たり前です。例えば、私が「リンゴおいしいよね」と言ったとします。しかし、世の中にはリンゴが嫌いな人はいます。そうなると、ここで反論がくるわけです。
でも、「私はリンゴが好きだ」と言うからこそ、その人らしさが出てくるわけです。反論を恐れて何も言わなければ、何も生まれません。
当たり障りのないような文章では、「で、結局、何が言いたいの。」と言われておしまいです。言いたいことは○○だ!、と強く主張するからこそ、読者はついてくるのではないでしょうか。
読者を絞り、自分らしさを出そう!
具体的な読者(過去の自分)を想定して、文章を書きましょう。そしてオリジナリティを出して、自分の意見をしっかりと主張しましょう。
まとめると、すごくシンプルですね。シンプルだけど、行動に移すことには勇気が必要です。
顔をだして実名で活躍しているライターやブロガーの方々は、相当な勇気をお持ちなのだと思います。
私も、オリジナリティがあり、沢山の読者がついてくるような文章をかけるように精進していきます。
いつのことになるやら…。(笑)
今回、紹介した本には、まだまだ書ききれなかった部分がたくさんあります。ぜひ、読んでみてください!
ではでは。